あらすじ
仕事から帰るのが遅い夫。
私はイライラしながら育児を回し、つい言葉がキツくなっていた。
「もっと家のことしてよ」──
夫が「俺に感謝したことある?」と聞いてきた。
私は即座に、「私に感謝してくれたことある?」と返した。
けんかは増えたけど、2人目の話もしていた。
でも、夫の様子がいつもと違う──
お風呂に入っている間に、私はスマホを覗いた。
すると旦那はマッチングアプリで女の子とメッセージをやりとりしていた…
制作背景とリアルボイス
「私は悪くなかったと思いたいけど、
確かに余裕がなかったし、キツい言い方ばかりしてました」
「それでも、まさか浮気なんて」
「嫌いになれない自分が、また苦しかった」
完璧じゃない夫婦。
でも、どちらかが壊れる前に、どこかで止まりたかった──
その後悔と痛みが、この作品の核です。
心理解説:なぜ「浮気」が起きたのか?
▶️ 育児ストレスが夫婦関係に与える影響
- 妻:24時間気が抜けず、誰かに助けてほしい
- 夫:自分なりに仕事を頑張っているが、責められるばかりに感じる
➡️ どちらも“自分のしんどさ”に夢中で、
相手の視点が見えなくなってしまう。
▶️ 感謝されないことの「無力感」
夫が発した「感謝されたことある?」という言葉。
これは、認められたい・役に立ちたいという欲求の裏返し。
でも、妻はこう思う。
「私こそ、誰にも感謝されてないよ」
この感情のぶつかり合いが、
「家庭の中で一番安心できるはずの相手」への失望に変わる。
▶️ 浮気は“逃げ”か“報復”か
- 「自分を受け入れてくれる相手がほしかった」
- 「家庭では価値がない気がして…」
多くの夫が浮気に走る理由は、罪悪感ではなく“逃げ”や“承認欲求”。
もちろん、絶対に許されることではない。
でも、「なぜそこに行ったのか」を理解することで、
自分がどう向き合うべきかも見えてくる。
💔 妻の葛藤:「嫌いになれない」苦しさ
「マッチングアプリで女の子と会ってた」
ショックだった。でも、それでも嫌いになれなかった。
一緒に子どもをあやして笑った日。
眠いのにご飯を作ってくれた日。その全部が、全部ウソだったわけじゃない。
🧩 別れる?許す?揺れる自分
- 許せない。でも、今すぐ離婚する勇気もない
- 子どもにとっては、父親だし…
- でも、信じられないまま一緒にいるのもつらい
「家族のカタチ」って、誰のために守るんだろう。
「幸せそうに見える家族写真」の中に、自分の本音は写ってなかった。
💬 読者への問いかけ
あなたなら、許せますか?
浮気をされたら、即別れますか?
それとも、もう一度話し合いますか?
感情って、そんなに単純じゃない。
「許せないのに、嫌いになれない」人、あなただけじゃないです。
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